「問題同士のつながり」を学ぶことができた

西村晄太朗

東京大学文科一類

西村晄太朗

2024年度に、厚胤塾 東京新宿校から、東京大学に合格した西村晄太朗さんにお話をうかがいました。

 

合格大学:
東京大学文科一類
早稲田大学文学部
慶應大学文学部

 

出身高校:
東京都立日比谷高校

日本史の授業が聞いたことのないくらい面白かった

 

厚胤塾に入塾した時期と、知ったきっかけを教えてください。

 

西村さん:入塾したのは高3の4月です。きっかけは、友達におすすめの塾を聞いたところ、厚胤塾を教えてもらって、体験授業を受けた結果「良いな」と思ったので、厚胤塾に決めました。

体験授業で初めて来たときに、日本史の先生の授業が学校で聞いたことがないくらいに面白かったことが、入塾の決め手になりました。

 

問題を解く際に考える「問題同士のつながり」を学ぶことができた

 

実際に入塾してみていかがでしたか?厚胤塾が役立ったところを教えてください。

 

西村さん:授業では、基礎は去ることながら、教科書に書いてあることがどうしてこうなるのか、という本質的な理解をすることそのものを教えてくれて、考え方の価値観が変わりました。また、授業以外でも生徒間の仲がすごく良くて勉強しやすい環境でした。

 

特に伸びた科目、苦手を克服できた科目について詳しく教えてください。

 

西村さん:高2まで、ほとんど勉強をしていなくて何もできず、強いていうなら日本史が割と好きで数学はまるでできませんでした。しかし塾での授業を通して、全体的に底上げできたと思います。

 

授業でのエピソードがあれば教えてください。また、先生や授業の印象など特徴的なことはありますか?

 

西村さん:国語の授業で古文の東大の過去問を解説してもらう機会があり、問題を解く際に考える「問題同士のつながり」を教えてもらったことです。その時に東大の過去問のすごさを知ったのが、第一志望への志望が高まった瞬間でした。

先生方はすごく優しくて、質問をすると丁寧に解説してくれますが、授業のレベルは易しくなくハイレベルなものが多かったです。予習復習をしないで置いて行かれたことがあったので、きちんと予習復習をするように意識していました。

 

勉強方法や、勉強のスケジュールの立て方で実践していたことや、意識していたことがあれば教えてください。

 

西村さん:まず、勉強のスケジュールをちゃんと立てて、一週間ごとに自分でスケジュールを立て直していました。参考書をただ終わらせるのではなくて、自分がこの単元を鍛えたいからこれをやるという目的意識を持って。スケジュールを立てるようにしていました。

国語は基本的に直前期までは塾の授業しか受けていませんでした。古文漢文の単語帳はやるようにしていましたが、現代文は塾の授業の予習復習のみで、それがすごく大切だと感じていました。予習復習をしっかりやることで、力が身についていったと思います。

数学は苦手科目だったので、ついていけずに一度授業を受けずに自分で参考書をやっていたことがありました。自分が今やっていることに乗っかるのではなくて、どうやったら力がつくかを考えていれば、一回抜けたりしても力は身につくと思います。

英語は単語が全ての根幹だと思っていて、単語帳だけは絶対に毎日やっていました。単語帳もただ読むだけではなく、アプリなどを利用し定期的にアウトプットをすることで、暗記していました。長文は、学校の教材などを上手く使って、ある程度頭を慣らしていました。過去問は、前々からはあまり解かずに直前期に解くようにしました。

日本史は学校の教科書と資料集を使い、自分で歴史の流れを書いてアウトプットすることで、物事の流れを把握するようにしていました。教科書を利用して、全体の流れやイメージをつけることによって、物事と物事のつながりを意識していました。このような勉強を通して、暗記をしなくても自然と単語が身につくようになりました。

地理も単純な暗記ではなくて、物事のつながりが日本史よりもかなり強いので、現象が引き起こされる過程をいかに掴むかが大事だと思います。

 

困難を乗り越えた経験があれば教えてください。

 

西村さん:僕は本当に高2まで勉強をしていませんでしたが、その中でも周りの東大志望の人は高2から普通に勉強ができている状態だったので、何度か、勉強量が足りないのに受かるのかなという不安を感じました。それでもやはり勉強をするしかないので、とにかくとにかく勉強を毎日ちゃんとやるように努力をしました。

またそんな中でも心に余裕がないと本当に途中で考えが詰まってしまうので、趣味はある程度残しつつ、心の余裕を保っていくようにしました。

 

厚胤塾はどのような生徒に薦めたいですか?

 

西村さん:もちろんレベルが高い塾なので、基礎が身についてる人が来たらものすごく力が発揮されていくと思うのですが、僕みたいに高2で全く基礎ができてない人でもこうやって合格することができるので、「自分がこんなんだから...」という風に考える必要はなく、気軽に体験などに来てくれたら良いと思います。

 

最後に、これから受験を迎える後輩へのメッセージをお願いします。

 

西村さん:辛いこともたくさんあると思いますが、1年間だけの貴重な体験だと思って、全力で楽しみつつ頑張ってほしいです。